女性こそ保険に加入した方がいい!その3 住宅ローン編

女性にお勧めの保険

生命保険といえば、一家の大黒柱であるご主人がご家族のために加入するというイメージをお持ちの方が多くいると思います。実際、私がご家族にご提案する際も「妻の保障は少なくていいから」とおっしゃる方に多く出会います。しかし、私は女性こそ保険にご加入した方がいい。そう考えています。 その理由について記事を3つに分けて記載してきました。今回が最終章、Part3では住宅ローンや父子家庭の大変さについて詳しく書いていきたいと思います。

ご興味ある方は是非過去の記事もご覧下さい。

女性こそ保険に加入した方がいい。その理由

  • 住宅ローンをご主人名義で組んでいた場合、奥様が亡くなってもなんの控除もない
  • 母子家庭同様、父子家庭でも生活が困難を極める場合がある

今回の内容は、ご家庭をお持ち、お子様がいらっしゃる女性向けの記事となります。

住宅ローンの落とし穴

家庭を持ち、夢のマイホームの購入される際、住宅ローンを組む方がほとんどだと思います。最近では様々なローンの種類が登場しているので、ペアローンでご夫婦共同でローンを組む世帯も増えてきているようですが、まだまだ世帯主であるご主人の名義でローンを組む御家庭の方が一般的ではないでしょうか。

団体信用保険

住宅ローンを組む際には、一般的に「団体信用保険」もセットで加入をします。この団体信用保険に加入することで、住宅ローンを組んでいる被保険者が万が一亡くなってしまった場合、残りのローン残金を清算してくれます。つまり、ご主人名義でローンを組んだ場合で、夫が死亡した場合、残された奥様はローンを払う必要なく「家」という不動産を手にすることができるのです。では逆に、奥様が亡くなった場合どうなるでしょうか?

団体信用保険はあくまでも、被保険者が亡くなった場合にのみ支払われますので、その奥様が亡くなっても、住宅ローン費用が清算されることはありません。つまり、遺されたご主人は住宅ローンを払い続けなければならないのです。

この場合、どんなシチュエーションであれ問題が生じでしまいます。みなさんは、それぞれどんな問題が生じるか想像することは出来ますか?

夫婦共働きの場合

共働き夫婦の場合、生活費を二人の収入の合算で算出すると思います。そして住宅購入の場合でも、二人で働いている前提で購入金額を設定する場合がほとんどでしょう。この状態で奥様が死亡してしまった場合、ご主人の世帯収入は半分になってしまいます。そして、半分になった世帯収入の中で住宅ローンを払い続けていかなければならないので、生活が困窮してしまう可能性があります。

夫婦共働きで子供がいる場合

共働き夫婦で、さらにお子様がいる家庭は奥様が亡くなった場合、世帯収入が半減した中で住宅ローンを払い続けていくだけでなく、更に子育てもしていかなければなりません。残されたご主人は、母親代わりもしなければならないので、今まで通りの勤務ができなくなる可能性があり、最悪転職しなければならない事もあります。

③専業主婦で子供がいる場合

もしも奥様が専業主婦だった場合、生前の奥様の収入はないのだから変わらない生活を送れると思いきやそうでは有りません。上記と同様で、遺されたご主人は子育てをしていかなければなりません。今まで奥様が行なっていた家事全般をご主人が行わなければならないということは、家事代行の外部サービスを利用しなければならないかもしれないし、働き方を変えなければならなくなるかもしれません。いずれにせよ、今までの収支を維持することは難しくなります。

父子家庭でも生活が困窮することもある

「シングルマザー」という言葉が浸透している通り、メディアでもよく「母子家庭」について報道されるので、その実態については想像しやすいかもしれません。福祉の部分でも様々なサービスがあるのもご存知だと思います。ただ、父子家庭については相対的な数が少ない分、中々その実態を知ることが難しいと思います。父子家庭も母子家庭同様にその生活は大変です。子供が保育園や小学校であればお迎えに間に合うように仕事を切り上げなければならず、残業代が得られなかったり出世コースから外される事もあるかもしれませんし、最悪の場合転職も視野に入れなければならないケースもあります。また、父子家庭の場合、母子家庭に比べて収入があるため行政のサービスの補助金を満額受け取れないケースも多いようです。「男性が仕事をしながら、家事をこなし、子育てをする」というのは、女性以上に困難を極める場合も往々にしてあるのではないでしょうか。

家庭を持った女性こそ、しっかりとした保険加入を

以上が、「女性こそ保険に加入した方がいい」理由です。私は御家庭を持っている女性は特にしっかり考えて欲しいと思っています。現代は男性一人の収入で生活を賄っている家庭はほとんどありません。自身の収入も家族を支える柱になっている以上は、万が一の死が起きても遺された家族が安心して生活していくための、きちんとした保険に加入することを切に願います。死亡保険も色々なタイプがあります。女性の場合は生活費を生命保険で賄えるような、年金受け取り型の死亡保険などお勧めです。

家族を失ったご家族の悲しみを消し去ることはできません。でも、不安を拭うことはできます。

それが、生命保険だと私は思っています。

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